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行政府・岸田文雄 内閣総理大臣『年頭所感』

【政治報道】 岸田文雄(丁酉)内閣総理大臣は、令和五年元日に『年頭所感』を発表した。


 

 新年明けましておめでとう御座います。内閣総理大臣の岸田文雄です。昨年は、新型コロナ・オミクロン株の大流行、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギ危機や急速に進展する円安による物価高、更には安倍元総理の銃撃事件。歴史を画する様な出来事が次々と起こる、正に激動の一年となりました。


何故、こうした出来事が続いているのか。それは今、私達の世界が、経済も国際秩序も歴史的な分岐点を迎えているからだと考えています。


この時代の大きな転換期にあって、その場に立ち竦(スク)むのではなく、皆の努力で我々自らを変える事で、新しい時代に相応しい日本を創り上げ、この困難な時代を乗り越えていく決意です。


その為に戦後日本が直面し、積み残してきた多くの難しい問題、「先送りできない問題」に正面から立ち向かい、一つ一つ答えを出していく。これからも、この覚悟で政権運営に取組んで参ります。



 私が進めてきた新しい資本主義は、持続可能で包摂的な、新たな経済モデルを作り上げる為の挑戦です。社会課題を成長のエンジンへと転換し、社会課題の解決と経済成長を同時に実現していきます。


今年もグリーン、デジタル、スタートアップ、イノベーション等の分野に官民が連携して、我が国の人とカネを大きく集中させ、大胆な投資と改革を進めて参ります。


世界に目を向ければ、ロシアによるウクライナ侵略は素より、核兵器を巡る脅威の高まり、国際社会の分断等、私達は今、戦後最も厳しいとも言える安全保障環境に直面しています。


そうした中、日本は今年、G7の議長国として『広島サミット』を主催し、また国連安保理「非常任理事国」を務めます。力による一方的な現状変更や核による脅しを断固として拒否するといった我々の強い意思を、歴史に残る重みを以って示していきたいと思います。


昨年決定した「国家安全保障戦略」も踏まえ、我が国自身の外交的努力を更に強化し、更には、その裏付けとなる防衛力の強化等にも全力で取組みます。国家・国民を守り抜くとの総理大臣としての使命を、断固として果たして参ります。



 そして、本年は「全世代型社会保障改革」に取組みます。少子化対策、或いは、子ども政策。これは社会全体を維持できるかどうか、という大きな課題であり、我が国が先送りできない問題であり、しっかりと向き合わなければいけないと考えています。


昨年一年でコロナを克服し、日本経済の力強い再生を成し遂げ、新たな国際秩序をしっかりと創っていく為の布石を打ってきました。防衛力強化、新しい資本主義、GX、新時代リアリズム外交等、昨年用意した様々な布石を実際に稼働させる、動かしていく。それが、本年の位置付けであると思っています。


歴史上、日本は何度も国難とも呼ぶべき大きな困難に直面してきましたが、その都度、国民が一致団結し、自らの国を変化させる事で、あらゆるピンチを乗り越えてきました。


今、我が国が直面する困難も皆が力を合わせる事で必ず乗り越えられると確信しています。共に、日本の明るい未来を切り拓(ヒラ)き、心豊かな日本を未来に引き継ごうではありませんか。


最後に、今年が皆様にとって幸多き一年となります事を心より祈念申し上げ、新年の御挨拶と致します。

本年もどうぞ、宜しくお願い致します。


 

写真:総理大臣官邸



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